さて、本日、初めてOpenSUSE 12.1をESXi5にインストールしたのですが、
(Novell SUSE Linux Enterprise 11-64bitを選択して)
インストール途中のリブートした時点で、下記のようなエラーが出て、改めて再起動し、ログインはできるものの使い物になりません。
*** Starting Yast2 ***
error : can't create transaction lock on /var/lib/rpm/.rpm.lock ( No such file or directory )
※この現象はVMware以外の仮想化でも起きるようですが、未確認です。
ログオンしてもYaSTが使えないので、テキストモードから再インストールです。
もし、新規でインストールする方は、初めからテキストモードでインストールしたほうがいいです。
初めてインストールする方は、図3で忘れずにテキストモードを選んでください。
では、以下がインストール手順です。
ISOを焼いたDVDからブートさせます。
図1
図2から図29まではインストールの失敗の画面です。失敗方法を見たくない人は、図1でF3を押下し、textモードにし、english(us)のままインストールしてください。
理由は、図30と図31を見ればわかりますが。
図2
図2でF2を押して、日本語選択します。
図3
図3は図1の日本語になっただけです。ここで、 F3を押して、テキストモードにすると図30に続きます。
なお、図30と図31もインストール失敗の図です。
図4
図4以降はいつものインストール画面です。なお、今回はインストールに失敗しておりますので、画面だけ載せてあります。
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
ここで再起動すると、図28のログイン画面が出てきて、一瞬、問題がないように思えるが、、、
図28
図29
図29の画面は、テキストモードでインストールしたときも出てきましたので、今回のインストールが失敗する問題とは別のようです。VMでもビデオメモリの割り当てとか、ドライバーの問題のようです。
ログインできてもコマンドがほとんど使えません。
なので、インストール失敗と弊社は呼びました。
図30
ちなみに、GUIのモードでは失敗するけれど、CUIでは大丈夫かなっと思い、図30で日本語のテキストモードを選んでインストールを始めてみましたが、図31のようになり、何が何だかわからないような文字が羅列されますので、
図32の用に英語のテキストモードでインストールしていきます。
図31
気分を変えてここからが、ほんとの最初の一歩です。
図40
TEXTモードにするのをお忘れなく。
図41
図41で日本語が選べますが、試してません。英語のままインストールを続けました。
恐らく、図31と同じ画面になると思います。
図42
図42は新規インストールか以前のバージョンからのアップデートの選択画面です。デフォルトで自動設定になりますが、チェックを外して、インストール時に確認します。
図43
図43での時計の設定は日本を選んでますが、ntpの設定はインストールが完了してから設定しています。
図44
図44でデスクトップインターフェースを設定します。デフォルトはKDEですが、弊社の慣れで、gnomeにしています。
図45
図45でディスクの構成を設定しますが、今回の目玉であるbtrfsをチェックして、設定します。ちなみにいつもLVMで設定していましたが、btrfsでスナップショットが取れるようになったり、サブボリュームが作れるようになったので、LVMはチェックを外しています。
残りの構成はデフォルトにしましたが、特に問題はないと思います。
図46
図46は初めてログインするユーザーとrootのパスワード設定の画面です。
図47
図47でパーティションの確認です。下のほうにソフトウェアの選択の画面がありますので、
変更する方は、選択してください。
図48
図47でソフトウェアの選択画面を選ぶと図48の画面になります。弊社の場合は、大抵、AppArmorの選択とkernel-defautへの変更を必ずやります。
デフォルトだとカーネルはdesktopが選択され、libreofficeやゲームなどが入ります。
昔のように用途を選ぶとデフォルトインストールが変わるようにしてもらいたいものですが、別段、変更するのも面倒でないので、いつもごちゃごちゃと変えていきます。
図49
図48でインストールするアプリを決めて、インストールボタンを押すと確認画面が図49のように出てきます。
図50
図50はインストールが始まった直後の画面です。
図51
インストールが完了すると、ホスト名とドメインの設定画面になります。図42でオート設定を選んだ場合はこの画面は出てきません。
図52
図52のNetworkInterfaceを選択し、ネットワークの設定をします。これをしないと、図54以降のアップデートは、インストールが完了してからすることになります。
図53
図54
図52と図53でネットワークのテストをしたならば、図54で接続テストを選んでみてください。問題がなければ成功します。
図55
結果が成功したので、引き続き進めます。
図56
図56はリポジトリチェック行きます。
図57
アップデートする場合は図57でRun updateを選択して次に進めます。
図58
図58でアップデートの一覧が出ますが、名前の付け方が変わって、一目で何をアップするのかわからなくなりました。必ずサマリーを見ないといけないようです。
図59
図60
この図60が出たら、引き続き次へ。
図61
図61はリリースノート。
図62
図62はサウンドの設定などですが、大抵デフォルトのまま次へ進めます。
図63
図63まで来るととりあえずのインストールは完了です。
図64
インストールが完了し、ログインすると、
図64のように(図29と同様)のエラーがでます。
しかし、このあと、YaST2で日本語モジュールをインストールすると出てこなくなりました。
※原因となぜ直ったかは不明ですが、gnome関連で何か再インストールされたのかもしれません。
日本語するためのモジュールは下記のとおりです。
bundle-lang-gnome-extras-ja
bundle-lang-gnome-ja
ibus
ibus-anthy
とりあえず、これだけ入れれば日本語になります。
一部、日本語になってないのも見受けられましたが、
弊社の場合、ほとんど、サーバーとしてしか使用していませんので、細部まで調査していません。
デスクトップとして使用している方からの情報ありましたら、ぜひ、コメントしてください。
この他、vmware-toolsをインストールします。(割愛)
以上で新規インストールは完了です。
なお、次回は、11.4からのzypperアップデートでも書こうかなと思います。
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よろしくお願いします。
本日、改めてインストールしましたら、うまくいったので、差し替え画面をアップしました。
返信削除画面27以降になります。
http://niriakot.blogspot.com/2011/12/opensuse-121.html
相変わらず、うまくいくときやダメなときがあり、うまくいくときはWeb-CMSサーバーを作ったときはうまくいきました。
返信削除ちなみに英語から日本語にする際にパッケージをインストした後は、
sudo zypper inr
をすると楽。
(install-new-recommendsらしい)
つい最近の話題。
返信削除HPDL360pG8にvSphere Hypervisor 4.1u2をインストして、その上にOpenSUSE12.1をインストした場合、問題なくインストールできます。
ただし、最後の方でバージョンアップをしない場合、かつ、プロキシーを使っている場合、プロキシー除外/例外の設定をしているとダウンロードに失敗してアップできませんので、お気を付け下さい。
ESXi 5.0は物理メモリ32GBまでのサーバーにしか、ライセンスを入れられないので、それ以上のメモリを積んでいる場合、4.1u2を使うか、有償版を使うしか手がありません。
弊社内での使用の場合は、迷わず、32GBのマシンを数台使用することを薦めますけど。