ownCloudの使い方２０１４（７系）

当社でサービスしております「クラウド・ニリアコットびず」ですが、ｏｗｎＣｌｏｕｄ７系に更新しましたので、ご紹介致します。
（以下記事はベータバージョンですが、お客様には正式版以降の提供になります。2014/0715以降）

もともとファイル共有からスタートしたサービスですが、
CalDAVを統合し、カレンダーサーバーとしての役割も兼ね、
また、WebMailクライアントとしての機能も追加し、
グループ同士でのチャット機能も追加され、
ほぼグループウェアとなってきました。

以下、画面キャプチャー毎に簡単に説明致します。
（画面は、owncloud7.0.0b1です。）

１．トップページ

ここでログインIDとパスワードを入力します。

画面の色は、当社のイメージカラーであるイエローベースに変更しております。

なお、弊社では、クラウドパスワード管理ツールであるLastpassを使用しておりますので、入力の項目のところに＊マークが出ております。

参考 Lastpass：https://lastpass.com/

２．ログイン直後のページ

ファイル共有が基本のサービスですので、ログイン後はファイル管理画面が開きます。

３．メニュー表示

メニューは、左上にまとまりました。

弊社では、

Conversation　（ownCloud内グループチャット）

Rainloop　　　　（WebMailクライアント）

を標準で追加しております。デフォルトでは、これらは表示されません。

なお、conversationは、ひとつ前のバージョン1.6を使用しております。

といいますのも、ユーザー一覧が表示されてしまい、自分が属してないユーザーも表示されてしまうという仕様？バグ？がv2.0にはあるので、1.6を使用しております。

rainloopは、サーバーは最新のv1.6.7.138を使用しています。

４．ＷｅｂＤＡＶのＵＲＬ表示

WebDAVクライアント使う場合は、左下の歯車マークを押して、WebDAV用のURLを表示させ、このアドレスを使うことになります。

ちなみにWebDAVクライアントは、carotdavがお勧めです。

参考carotdav：http://rei.to/carotdav.html

５．設定メニューの表示

以前のバージョンとほぼ同じです。

rainloopのSSOのためのアカウントを個人設定から追加します。

ユーザー画面と管理画面は、管理者以外は出てきません。
ヘルプ画面は、日本語ではありません。

６．アクティビティの画面

以前のv.6でもありました、操作履歴の画面です。

７．ドキュメント

ドキュメントがアップロードされている場合は、ここに一覧として表示されます。

サーバー内にopenofficeかlibreofficeがインストールされていると、Ｗｅｂ上で閲覧可能となります。

弊社内では、Ｗｅｂ上での閲覧は、ＭＳofficeを使用している関係上、onedriveをお勧めしておりますが、セキュリティが心配という場合は、Ｗｅｂ上で閲覧できないようにしておく方がよいと思います。

８．ピクチャ

ピクチャは、以前と全く同じようです。
画像類をアップするとここにサムネールとして表示されます。

９．カレンダー

ＣａｌＤＡＶ準拠のカレンダーです。
弊社では、以前、ベットＣａｌＤＡＶサーバーを構築し、提供しておりましたが、使い勝手が変わらないのとアカウント管理が楽という理由から、ownCloudへ移行をお勧めしております。
複数のカレンダーの表示及び共有などほぼすべての機能が網羅されておりますが、
画面表示の色は、８色しかありません。
もちろんこの色は、Ｗｅｂ上だけであって、thunderbirdやandroidのカレンダーでは、従来通り、お好きな色で表示することが可能です。

１０．コンタクト

連絡帳と同様ですが、cardDAVと連携できますので、他のサービスと連携して使う方がよいと思います。
修正は、ownCloudのコンタクトからも可能ですが、使い勝手はいまいちだと思います。

１１．アプリ　（管理者のみ）

アプリの画面は、管理者でないと出てきません。
既にサーバー上にアップされているものを有効化、もしくは無効化したりするのに使います。
ここからインストールする場合は、ほぼないと思いますので、現状の確認ぐらいにしか使用しません。

１２．Conversion

弊社で追加で入れているアプリです。
バージョンは、１．６です。
同じグループ同士でチャットできます。
グループに属してない場合は、チャットできません。
ｖ２．０ではユーザー同士で可能ですが、同じグループ以外の人も表示されてしまうので、弊社ではおすすめしておりません。

１３．Ｒａｉｎｌｏｏｐ

これはＷｅｂメールの画面なのですが、別にＷｅｂメール単体のサーバーも立ち上げているので、このような画面もあります。
ＳＳＯをオンにしているとこの画面は出ずに、すぐにメールクライアント表示になります。

１４．個人設定画面

ldapのユーザーの場合、自動でメールアドレスが入ります。
rainloopをssoで使用する場合は、アカウントとパスをこの画面から入力する必要があります。

１５．ユーザー　（管理者のみ）

グループの追加と削除やユーザーこのサーバー単独での追加と削除、クオータの制限はこの画面から実施致します。
ldapからユーザー情報を取得するとユーザー名は、暗号化された状態で表示されます。

１６．管理画面　（管理者のみ）

管理画面は、従来とほぼ一緒です。
追加のアプリを入れるとこの画面で設定項目が増えます。

導入をご希望のお客様は、お気軽にメールにて問い合わせ頂ければ幸甚です。
ご相談は無料です。
（テストは、弊社サーバーを使用し、後日、お客様のサーバーへの移行も仮想化しておりますので、簡単に移行できます。）

－－－ＣＭ－－－
これ以外でも、弊社では各種サーバー
（DNS、メール、Ｗｅｂ、ファイル共有、カスタマイズ、セキュリティチェック、ベンチマーク）を
オープンソースで、作成し、運用を致しますので、
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