先にpostfixが入っており、今回、amavisの追加し、spamチェック機能を強化するということが目的で追加構築しました。
すでにあるメールサーバーはそのままに、弊社ではリレーサーバーを担当し、
今回新たに追加する機器がMXで指定されたメールサーバーに変更されました。
こうすることで、既存サーバーはそのままに、スパムチェック機能が追加されます。
amavisで、スパムを数値化されるのですが、アルゴリズムの詳細はすべて公開されていないようなので、顧客によっては、修正(ドメインなどによる加減)が必要となり、最低ひと月から三か月はログを精査する必要があります。
このamavisでスパムのポイント化と同時にDKIMやSPFのチェックもしております。
参考まで、スパムのヘッダー部分を下記にアップします。
-メールヘッダー(スパムの場合)-
Received: from localhost (localhost [127.0.0.1]) by tsukuyomi.niriakot.jp (Postfix) with ESMTP id 82132384427 for <master@tsukuyomi.niriakot.jp>; Thu, 23 Jun 2016 18:10:04 +0900 (JST) X-Virus-Scanned: amavisd-new at niriakot.jp X-Spam-Flag: YES X-Spam-Score: 9.821 X-Spam-Level: ********* X-Spam-Status: Yes, score=9.821 tagged_above=0 required=8 tests=[BAYES_95=4, CONTENT_TYPE_PRESENT=-0.1, DIRECTUNKNOWN=0.3, HELO_MISC_IP=0.249, ONLY1HOPDIRECT=1, QENCPTR1=0.2, RCVD_IN_AHBL=0.5, RCVD_IN_AHBL_PROXY=0.2, RCVD_IN_AHBL_SPAM=0.1, RCVD_IN_CHINA=0.1, RCVD_IN_CHINA_KR=0.1, RCVD_IN_TAIWAN=0.1, RCVD_NUMERIC_HELO2=1.5, RDNS_NONE=0.793, SPF_NEUTRAL=0.779] autolearn=no Received: from tsukuyomi.niriakot.jp ([127.0.0.1]) by localhost (tsukuyomi.niriakot.jp [127.0.0.1]) (amavisd-new, port 10024) with LMTP id rPuOpak0CBBj for <master@tsukuyomi.niriakot.jp>; Thu, 23 Jun 2016 18:10:00 +0900 (JST) Received-SPF: Neutral (access neither permitted nor denied) identity=mailfrom; client-ip=144.48.160.218; helo=[144.48.160.218]; envelope-from=mclaughlin.10309@bluelink.se; receiver=master@niriakot.jp Received: from [144.48.160.218] (unknown [144.48.160.218]) by tsukuyomi.niriakot.jp (Postfix) with ESMTP id D3174382B95---終了---
gmailのヘッダーも参考にあげておきます。
-メールヘッダー(gmailの場合)-
Received: from localhost (localhost [127.0.0.1]) by tsukuyomi.niriakot.jp (Postfix) with ESMTP id 41063384427 for <master@tsukuyomi.niriakot.jp>; Thu, 23 Jun 2016 16:34:55 +0900 (JST) X-Virus-Scanned: amavisd-new at niriakot.jp X-Spam-Flag: NO X-Spam-Score: 1.457 X-Spam-Level: * X-Spam-Status: No, score=1.457 tagged_above=0 required=8 tests=[ARIN=0.1, AWL=-0.443, BAYES_50=0.8, CONTENT_TYPE_PRESENT=-0.1, DKIM_SIGNED=0.1, DKIM_VALID=-0.1, DKIM_VALID_AU=-0.1, FREEMAIL_FROM=0.001, ISO2022JP_CHARSET=-0.1, QENCPTR1=0.2, RCVD_IN_AHBL=0.5, RCVD_IN_AHBL_PROXY=0.2, RCVD_IN_AHBL_SPAM=0.1, RCVD_IN_CHINA=0.1, RCVD_IN_CHINA_KR=0.1, RCVD_IN_TAIWAN=0.1, SPF_PASS=-0.001] autolearn=no Authentication-Results: tsukuyomi.niriakot.jp (amavisd-new); dkim=pass (2048-bit key) header.d=gmail.com Received: from tsukuyomi.niriakot.jp ([127.0.0.1]) by localhost (tsukuyomi.niriakot.jp [127.0.0.1]) (amavisd-new, port 10024) with LMTP id eES68BIpqxoL for <master@tsukuyomi.niriakot.jp>; Thu, 23 Jun 2016 16:34:50 +0900 (JST) Received-SPF: Pass (sender SPF authorized) identity=mailfrom; client-ip=209.85.220.51; helo=mail-pa0-f51.google.com; envelope-from=master@gmail.com; receiver=master@niriakot.jp Received: from mail-pa0-f51.google.com (mail-pa0-f51.google.com [209.85.220.51]) by tsukuyomi.niriakot.jp (Postfix) with ESMTPS id 78B29383120---終了---
このamavisのDKIMチェックは1行分結果が出るのですが、SPFに関しては、X-Spam-Statusの部分にSPF_PASS=-0.001という記録が残るだけです。
なので、上記のようにReceived-SPF:のログを残すためには、
pypolicyd-spf 1.3.2
をインストールしてあげる必要があります。
python版を使用した方がコンフィグ設定できるので、python版をお勧め致します。
perl版は単純にログを残すだけならそれでもいいですが、いろいろ制御やログを考えるとpython版を使用した方がいいです。
そのSPFのプログラムを入れる際にmain.cfを修正すると思いますが、
smtpd_recipient_restrictions=
check_recipient_access hash:/etc/postfix/recipient_access
permit_mynetworks
check_policy_service unix:private/policy-spf
permit_sasl_authenticated
permit_auth_destination
reject_unauth_destination
reject
この「smtpd_recipient_restrictions」は登録した上の方からチェックして、複数同時に実行されませんので、 permit_sasl_authenticatedや permit_auth_destinationで登録してあるとそれが先に実行されて、ヘッダーにログが残らないので、登録する順番に気を付けてください。
外のサイト見ると permit_auth_destinationの下に入れてる方が多いですが、
自分が管理する以外は、ログを残すために弊社では優先度を挙げております。
このようにログを取ることで、いろんな対策が打てるようになります。
ぜひ、ログをとって、不正アクセス対策を実施して下さい。
---CM---
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