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2011年5月11日水曜日

HDDのホワイトニング -HDD完全消去-

今回紹介するのは、OpenSUSEのライブCDを使用したディスク・ホワイトニングの方法です。

下記のURLからライブCDのISOをダウンロードして来て、ディスクを作成し、そのDVDからブートするだけです。
ちなみにHPのRAIDカードやAdaptecのRAIDカードのドライバーも入っており、わざわざサーバーを分解してHDDを取り出す必要もなく、HDD完全消去できるので、リース切れやパーツ処分する際には重宝すると思います。
ただし、すべてのサーバー機で試しているわけではないので、事前にgoogle先生などでOpenSUSEのバージョンとディスクコントローラーに何がのっていて、対応しているか調べてから下記の手順を実行してみてください。
マイナーなコントローラーじゃなければ、ほとんどシュレッド可能だと思います。
ICHやMarvellチップも可能でした。

http://software.opensuse.org/114/ja


CDからブートして画面が表示されたら、システムからパーティション管理を選
び、HDDのデバイス名を確認する。

/dev/cciss/c0d0
/dev/cciss/c0d1などが表示される。

コマンドで確認してもいい。
# fdisk -l (hddの確認)

①´パフォーマンス測定(コンソールでコマンド実行・・・目安を計測するためだけなので、省略してもいい。)
# dd if=/dev/zero of=/tmp/testimg bs=1M count=1024

1024+0 レコード入力
1024+0 レコード出力
1073741824 バイト (1.1 GB) コピーされました、 10.8809 秒、 98.7 MB/秒


 ※こんな結果が出てくるので、終了時刻の目安にする。
of=の後ろの部分はHDDのディレクトリとファイル名です。(念のため)
2台以上ある場合、マウントしたディレクトリとファイル名を入れて、それぞれ計測してください。

ちなみに読み取り速度測定は、下記。
# hdparm -t /dev/sda

/dev/sda:
 Timing buffered disk reads: 362 MB in  3.01 seconds = 120.19 MB/sec
※こんな感じで表示されます。

注:読み取りも書き込みもあくまで目安です。

数回計測すると大幅な誤差が出たりします。

HDDの分のコンソールを起動する。
物理HDD毎にコマンド実行用の窓を開いておく。

③コンソール上で、以下のコマンドをHDD毎に実施する。

shred -n 1 -z -v /dev/cciss/c0d0

※c0d0というHDDに対して、ランダム書き1回の後、ゼロ書き1回を実施する。
進捗を画面に表示。
-nを省略し、-zだけを指定すると25回書き込み後、ゼロ書き1回を実施する。

c0d0の部分は物理HDDなので、数台ある場合は①で確認したデバイス名を入力する。
ccissはHPのRAIDカード。


こんな感じで、100%で終了します。
これでも心配な方は市販のツールをご利用ください。

HDDホワイトニングのご用命は下記まで。
webmaster@niriakot.jp
(時給5,000円の仕事です。)

では、また。

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