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2011年3月29日火曜日

ディザスタリカバリと遠隔地レプリケーション

今この時期だからこそ、忘れないうちに危機管理を見直してください。
グローバル企業はどんなことがあっても、事業継続しなければいけない。
そうでなければ、一部の特権階級の搾取道具に成り下がってしまう。
海外の協力企業から疎かと言われないためにも、データとシステムは違う場所に保管しておきましょう。


中小企業だからこそストレージの集中化やディザスタリカバリを考える必要がある。
それと、遠隔地レプリケーションは最低限必要である。
あとリモート管理やバーチャルオフィスも必要です。

これからお勧めするのはまずはストレージ。
お金が有り余っている企業はともかくとして、最低限な構成を書きます。
ベースにESXi+openSUSEの構成で、物理的に2.5インチHDDをたくさん取り付けられるような工夫とコントローラーを提供する自作機。
弊社が好んで使うのは
ICHのものと
adaptec製RAID
asus PIKE1078-8ポート
である。
5インチベイに2.5のHDDは6本つけられるので、HDDの容量と装着本数からケースは選ぶべし。


以前自作ESXiサーバーの話の時に出てきた
P7F-E
がマザーとしてはお勧めである。
シングルCPUでPCI-expressがなるべく多く使えるもの、
PIKEを使えば、x16が2つ、x1が1つ使用できる。
PCIは3つ空いているので、NICがたくさんつけられるとそれだけでもメリットがある。

信頼性に欠けるというのなら、
心配な部分を2重化するか
いつ止まってもいいように関係者に24時間メールで報告するシステムを作ればいいと思う。
どうせ、リモートから制御できるのだから。
今回はストレージということだけに注目すると、
データの損失と
制御不能
にならなければいいという要件で話を進める。

これらのストレージのバックアップはできれば、同じ構成のものをもう一台準備して頂き、
クロスLANでESXi制御下でスナップショットコピーと(システム)
rdiff-backupでもう一つのNFSへ送るやり方で(データ)
物理的に別のものへとバックアップができるとほぼ同じものが2つ存在できる。

これを遠隔地へ飛ばす場合は、
バックアップしたものを圧縮しなるべく小さくして、インターネットで飛ばす。
受け取ったものを解凍し、元に戻す。
タイムラグが出るのは仕方がないので、どこまで許容できるかは事業規模と相談。
2次バックアップ時に圧縮して、インターネットで飛ばすのだが、
これだと、回線代が高くつくので、
2次バックアップ時にHDDをそのまま取り出し、別途保管か別の場所に移動が実をいうと一番安い。
もしくは回線を何本か契約し、データごとに別のルートをとり、遠隔地で結合するという手もある。
データ量とコストの兼ね合いでどうするかはぜひご相談ください。
webmaster@niriakot.jp

もっと安くていいというのならUSB-HDDでも十分かも。
それを毎日別の場所に運んでいく。
ちなみに100人以上の規模を一応ターゲットにこのブログは書いてます。

次回はVPNを使用したバーチャルオフィス&リモート管理の話をしたいと思います。

ではでは、また。

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