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2013年7月16日火曜日

ESXiにおけるインベントリ名の変更とファイル名の変更

テスト環境や本番環境を仮想化していきますと、デュプリケーションがしたくなります。
といいますのは、同じような環境で、IPアドレスの変更やゲスト名を変更し、
違うゲストOSとして使いたい時が出てくるということです。
そこで、一つの例として、やり方を書いてみました。
この他にも最新のghettoVCBを使うとインベントリ名は書き換えられたり、odfエクスポート後にインポートしたりする方法もありますが、昔ながらの手動のやり方を書いておきます。

今回の前提条件は、ディレクトリ毎、コピーした状態のゲストOSが必要となります。
そのゲストOSのファイル名を変更し、別のゲストOSとして立ち上げるというやり方です。




今回は、元のゲストOS名をvm2k8
複製するゲストOS名をvm2k12にしてあります。

1.[ファイル名の変更]
以下の3ファイルのファイル名を任意のものに変更する。(拡張子はそのまま)
vm2k8-flat.vmdk -> vm2k12-flat.vmdk
vm2k8.nvram -> vm2k12.nvram
vm2k8.vmsd -> vm2k12.vmsd

2.[ファイル名の変更と中身の編集]
以下の3ファイルは、ファイル名を変更し、中の設定を変更します。

vm2k8.vmdk -> vm2k12.vmdk
-編集-
# Extent description
RW 419430400 VMFS "-flat.vmdk" => ファイル名の変更
-編集終わり-

vm2k8.vmx -> vm2k12.vmx
-編集-
nvram = ".nvram" => ファイル名の変更
displayName = "    " => ゲスト名の変更(インベントリ名も変わる。)
extendedConfigFile = ".vmxf" => ファイル名の変更
scsi0:0.fileName = ".vmdk" => ファイル名の変更
ethernet0.networkName = "" => esxiのネットワーク名の変更
sched.swap.derivedName = "/vmfs/volumes/51cf9923-a7187d38-2a5a-6805ca168762/vm2k12/vm2k12.vswp
-編集終わり-

vm2k8.vmxf  -> vm2k12.vmxf
-編集-
<vmxPathName type="string">.vmx => ファイル名の変更
-編集終わり-

3.上記1と2の手順が完了したのち、データストアブラウザを開き、
vmxファイルを指定して、インベントリへの追加をします。

4.後はOSを立ち上げた後、ホスト名やドメイン名、IPアドレスを変更します。
それに伴い、各種サービスもそれぞれ名前を変更しないといけないですので、忘れずに。。。

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1 件のコメント:

  1. 今は(2015/06/17)、ghettoVCBでレストアするときにインベントリ名を指定できるので、こんな面倒なことしなくてもいいのではないかと、この頃思っています。

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