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2012年4月13日金曜日

CalDAVとiCalendarによるスケジュール共有の話

世の中において、スケジュール管理ほど頻繁にみるものはない。
メールと同じぐらい需要がある。

 そもそも、スケジュールというものは、要件として、
確認がいつでもできるようにしておかなければいけない。
かつ、許可された人がいつでも変更できなければいけない。
さらに、忘れないようにメールで通知が来たり、
ポップアップして事前にアラームが出て来ないといけない
と弊社は考えている。

 そんなスケジュールサーバーを
弊社では、2種類提供している。
ひとつは、CalDAV形式と
もう一つは、iCalendar形式(iCal)である。


 CalDAVはDAViCALとPostgreSQLとApacheを使用し作成している。
OSはOpenSUSE。
 弊社内の最新バージョンは、
DAViCAL   1.0.2
PostgreSQL 9.1.3
Apache2   2.2.21
OpenSUSE 12.1
の組み合わせで提供している。

 また、iCalはApache2だけで作成できるので、至極簡単である。
WebDAVを有効にするだけでいい。
拡張子icsのフォーマットのテキストファイルをネットワークで共有しているだけなので、レスポンスがいいが、ユーザーやグループで共有設定を細かく分けたいときには、フォルダを分けたり、ベーシック認証を入れたりしないといけないなど使い勝手はよくない。

 対して、CalDAVは管理画面があり、ユーザーに提供すれば、ユーザー自身が共有設定を変更できたり、新規にカレンダーを作りそれを限定的に共有させたりできるが、
一般ユーザーに管理画面を提供するのは、情報漏洩防止の観点から、提供しない方がいいと弊社は思う。
なので、弊社では、管理画面は英語のまま提供し、管理の運営代行を弊社が実施している。
しかしながら、lightningの問題であるのだが、うまくicsフォーマットのファイルがインポートできないなどのデメリットもある。
途中でエラーとなってインポートできなくなったときには、手動で入れなおす必要があるのだ。

 そんなメリット、デメリットがそれぞれあるのだが、
単純に
5人まではiCalサーバー
6人以上はCalDAVサーバー
を弊社ではお勧めしている。
ちなみに、CalDAVもiCalも一台で提供しているので、
要は使う人が切り替えているだけなのだが。。。

 クライアント側は
CalDAVとiCalに対応していれば、ほとんど何でもいいのだが、
Windowsの場合、Thunderbird+Lightning
MACの場合、???(試していない)
iPhone、iPod、iPadの場合、???(試していない)
Androidの場合、標準のカレンダー+ICSsyncかCalDAVsync
で同期がとれる。

パブリッククラウドやクローズドクラウドを使うのに抵抗がある企業は、ぜひ、自社で設置してください。
情報システム部門の方が管理しても、それほど労力はかからないはずです。
構築や運用は是非当社までご用命下さい。
webmaster@niriakot.jp

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