ESXi4.1からESXi4.1update1へのバージョンアップ手順

vSphere CLIがインストールされていることが前提条件なので、
入っていない場合はダウンロードしてインストールしてください。
うちの場合はWindows7－64bitにインストールして実行しました。
ちなみにアップデート対象のESXiサーバーを
192.168.1.1
として以下手順を記載していきます。
なので、お使いのESXiサーバーのIPアドレスに読み替えてください。

なお、vSphere CLIのコマンド実行時に
usernameと
passwordを
コマンドのパラメーターに入れていないために対話式に聞かれます。
その際には個別に入力してください。



①すべてのゲストをシャットダウンして、ESXiをメンテナンスモードにする。
メンテナンスモードにしないとアップデートできないんじゃなかろうか？
試したことないので、わかりません。

以下はvSphereCLIでのコマンド。
コマンドは
C:\Program Files (x86)\VMware\VMware vSphere CLI\bin
の中にありますので、cdしてください。（Windows7の場合）

②vicfg-hostops.pl --server 192.168.1.1 -operation info
現在のシステムの構成が表示されます。特に表示させなくても問題ありません。

③vihostupdate.pl --server 192.168.1.1 --query
パッチなどがインストールされているか表示させます。これからアップデートする内容が既に入ってないか確認の意味でも表示させたほうがいいと思います。

④vihostupdate.pl --server 192.168.1.1 --list --bundle E:\TempWork\update-from-esxi4.1-4.1_update01.zip
アップデート用のファイルの中身をチェックするためのコマンドですが、必要ないかも。
ファイルがある場所をフルパスで指定しました。

⑤vihostupdate.pl --server 192.168.1.1 --scan --bundle E:\TempWork\update-from-esxi4.1-4.1_update01.zip
上記のパラメータ違いで、対象サーバーをスキャンし、これからアップデートしていくものを表示する。これも特に必要はない。

⑥vihostupdate.pl --server 192.168.1.1 --install --bundle E:\TempWork\update-from-esxi4.1-4.1_update01.zip
これでインストールが始まる。
インストール途中は
Please wait patch installation is in progress...
と表示が出ている。
終了すると
The update completed sccessfully,but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
と表示され、カーソルが、プロムプトに戻る。

このまま再起動するとメンテナンスモードなので、すべてのゲストが開始できないというエラーが吐き出されるが、特に問題はない。（ゲストの自動起動を設定している場合。大抵の方は設定していることでしょう。）
エラーが出るのが嫌なら、メンテナンスモードを終了してから再起動しましょう。

⑦再起動が終わってから、管理用クライアントから確認。コマンドは③と一緒。
vihostupdate.pl --server 192.168.1.1 --query

アップデートされた項目が表示され、SummaryにはVMware ESXi 4.1 Complete Update 1と表示されます。
表示されないときはアップデートされておりませんので、初めからやり直すしかないと思います。
失敗してやり直すことはないと思いますが、私自身、失敗したことがないのでやり直す情報は皆無です。
ゲスト自身も壊れるなど皆無ですが、なんかの拍子に壊れる可能性もないとは言えませんので、常日頃からバックアップはとっておきましょう。
弊社の場合は、夜中のホットバックアップ推奨で、弊社構築サーバーは指定がない限り、ゲストバックアップされております。

最初に書くべきことですが、バックアップは当然のことと思っているので、別段、最初に書きませんでした。
当然のごとく、すべての実行は実施する人の責任でありますが、問題が起こったら、お手伝いしますので、情報ください。
メールになるとは思いますが、サポートします。
アップデートする前に戻すというのが常套手段ですので、それぐらいしか答えられないかもしれませんけど。

以上アップデート手順でした。