弊社で使用しているESXiサーバーはすべて自作機である。
お金に余裕のある企業にはHP製のサーバーをおすすめしているが、実をいうとパフォーマンス的には対して変わりがなく、リタンダント電源になっているとかRAID5が初めから認識してくれるとかハードウェアサポートがあるとかのメリットがあるぐらいである。
そのかわり自作機はコストをかなり安く上げることができる。
それに電気を食わない構成にすることだってできるという自由がある。
やはり、時代は省電力だから、googleのデータセンター見たく、皆さん自作機でサーバー構築しましょう!
ではでは、今回はその構成を列記します。
ポイントはLANがINTEL製を使うぐらい。(下のあすすめはマザーに2つ付いてます。)
ただ、マザーによっては、IPMI使わない場合もあるので、その時は、ESXiインストールの後で、
esxcfg-module -d ipmi_si_drv
すると起動に時間がかかりません。
ケース:シルバーストーン LC13-E
http://www.silverstonetek.com/products/p_contents.php?pno=LC13-E&area=jp
※ケースは何でもいいのだけれど、ラックマウントへの移行を考えるとマザー横設置のデスクトップタイプがいいと思う。自作ラックマウントに設置するときも楽ですし。
電源:ダイヤテック FILCO 360W
http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=642
※180WのACアダプターが2つで、360W。自作機ならではの省電力使用。
ATX用電源変換ケーブル: アイネックス WAX-2024A
http://www.ainex.jp/products/wax-2024a.htm
※上の電源を使うと電源のケーブルが短くて足りない時があるので、こんな感じのケーブルを継ぎ足す必要があります。
マザーボード:Asustek P7F-E
http://www.asus.com/product.aspx?P_ID=Q7m7Z458pnOF2Oeq&templete=3
※ASMB4-iKVMをつけるとリモートで電源のon/offができるようになりますので、リモート運用を考えると必須。
CPU:INTEL Core i7-860
http://ark.intel.com/Product.aspx?id=41316&processor=i7-860&spec-codes=SLBJJ
※1156のCPUがもう終わりそうなので、マザーも1155で選んでいくしかないかもしれません。
CPUクーラー:zalmoan CNPS10X Quiet
http://www.zalman.com/jpn/product/coolers/10X_Quiet.asp
※CPUに付属するものはうるさいし、取り付けしにくいので、zalman製をボクは好んで使ってます。
メモリ:UMAX DDR3 4GB x4 合計16GB
※どこのでもいいけれど、UMAXやG.skillを好んで使ってます、ボクの場合。
HDD:2.5インチ(7200rpm) 500GB x4 3.5インチ(5900rpm) 2TBx2
※2.5インチは日立(これからはWD)、3.5インチはseagateを好んで使ってます。
3.5インチ使いすぎると電源が足りなくなり、起動しないこともありますので、HDD選ぶ際には要注意。
HDDマウンター CV-EB6400-BK
http://www.cv-s.jp/product/
※2.5インチHDDを4台、5インチベイx1に収めるのに使用します。などがあると便利。
追加LAN:intel EXPI9301CT
http://www.intel.com/products/desktop/adapters/gigabit-ct/gigabit-ct-overview.htm
※ネットワーク越しにバックアップする場合は、もう2つぐらい1GbpsのLANカードがあるとデータコピーが楽です。
あと、インストール用ドライブはUSBのもので、十分です。
最初のESXiのインストールが終わったら、もう使いませんから。
HDDのSATAケーブルはなるべく細いものを別に購入しておいたほうが構築時に楽です。
この構成なら、ESXiインストール時に迷うこともエラーが出ることもないので、楽ちんです。
構成を考えたら、ぜひ、ワットだけでもどれぐらい消費するか計算してみてください。
でないと動かないとか、メモリのエラーが出たりします。
ちなみに完成したら、インストールする前にUltimateBootCDのmemtest86+とかで、2-3時間はテストしてみてください。
http://www.ultimatebootcd.com/index.html
以上お試しあれ。
追加情報です。
返信削除ipmi_si_drvがうまく動きませんので、
コマンドで
esxcfg-module -d ipmi_si_drv
してください。