このブログを検索

2011年4月4日月曜日

ログ分析と施策を導き出す手法

Web管理者の方は様々なツールを使いログ分析をしていると思いますが、重要なのは、
目的

仮説
検証
対策
仮説
検証
対策



というように常に仮説検証を繰り返し、目的達成へと導くことである。

経営者
マーケッター
セールスマン
Web管理
それぞれの視点と要求をこなすには一つのツールでは限りがあるし、効果を導き出すのに違った視点から見れるようにしたほうが、いいアイデアが浮かぶというものである。


そこで、オープンソースが大好きな弊社としては、Webサーバー構築時に以下のツールを標準で仕込むようにしてある。

OSはいつも通り、openSUSEを使用するし、apacheも標準の状態からカスタマイズして使用する。
基本はapacheのログであり、デフォルトでcombinedになっているので、りファラーも取れる。
が、しかし、カスタムしようと思うと以下の一行をコメントアウトしておかないと、いくら設定したところでデフォルトしか取れないという現象になる。


/etc/apache2/httpd.confの中にある
# include /etc/apache2/sysconfig.d/global.conf
この一行をコメントアウトする。
これが味噌である。
global.confのなかにログ取得のデフォルト値が入っており、他の設定に先立って読みだされるのと、このファイルを編集しても、元に戻ってしまうのである。
何とも厄介な仕様にopenSUSEはなっている。
だから、利用者が少ないのとメジャーになり切れない理由かも。
個人的にはこのローカルなルールが大好きであるけれども。

さて、ログが取得できるようになったら、何で解析するかというと、基本は
Apache Log Viewer http://hp.vector.co.jp/authors/VA032111/
である。
もうバージョンアップもしないだろうけど、基準にするのはいつもこれである。
これはクライアントにわざわざログを持ってこなければいけないので、面倒だという人のために、今回はvisitorsというスクリプトを紹介します。
http://www.hping.org/visitors/

per visit 何回きてる?


りファラー表示 どっからきた?
これは先日のエイプリルフール時にmixi上にて告知した時のサンプルなので、
mixi経由が多い。
集客やワンスポットキャンペーンなどの企画もログ分析から導き出す必要がある。


ユーザーエージェント表示。
mixiは如何に携帯からのアクセスが多いかがわかる結果となった。
これらを元に新たに記事を追加、もしくはサイトを修正し、集客効果を上げていく。


これは、graphvizと組み合わせた経路図。
どこで離脱したか、実際に目的のページまでたどり着いたのか一目瞭然。

visitorsの出力をhtmlで毎日出力すれば、どこからでも見れるようにできる。
集計方法も思いのままである。
カスタマイズもできるので、それぞれのユーザーに合わせて、出力してあげれば市販のものと同じぐらいの効果が出ると思う。
特に経営者層に出すレポートはこれに加えて、使用したコストとWebで稼いだコスト(これは何も物の販売だけでない。リアルな販売に結び付いた数などを引き合いに出してもいい。)をグラフにしてあげれば、Webサイトに投資する必要があることが理解できると思う。
営業部門になら、問い合わせやアクセスして来ている潜在顧客のデータを見せてあげれば、営業ツールとして使用できるだろう。
マーケッターには、自社商品への導線や検索キーワードなどを表示しながら、必要な情報を提供するための特別サイト構築プランを提案しよう。

ちなみに
visitors 0.7
graphviz 2.26.3-9.2(openSUSE11.4)・・・YaSTでインスト可能。
のバージョンが今現在最新のものである。

visitorsはダウンして、解凍して、makeするだけで、即使用可能。
graphvizはYaSTでインストールするだけ。
あとはパスなど設定する必要がありますが。。。

サンプル
[html]
visitors -A -m 30 /home/analyze/access_log-20110402 -o html > /srv/www/htdocs/report-20110401.html

[graph]
visitors /home/analyze/access_log-20110402 --prefix http://www.niriakot.jp --graphviz > /srv/www/htdocs/graph-20110401.dot

dot /srv/www/htdocs/graph-20110401.dot -Tpng > /srv/www/htdocs/graph-20110401.png


詳細はマニュアルを読んで頂くか、弊社と契約して頂くこととして、こんな感じで毎日出力しておけば、毎日、検証・効果測定・施策案を出せるようになると思われる。
ちなみにログ分析サポートは月30,000円からである。
(契約内容によって、累積していきますけど。)
お問い合わせは
webmaster@niriakot.jp
まで。相談はあくまでも無料です。
分析方法やツール選定、測定アドバイス、施策案まで書類を出させて頂くので、現行の分析と比較し、より良い施策が出てくること請け合いである。

ここまで情報がそろえば、あとは文殊の知恵といっしょで、各担当者を集めて、侃々諤々あるのみ。
考えに詰まったら、弊社のような外部を使うといいと思う。

ぜひ、活用し、費用対効果のあるWebサイトを構築してください。

ではでは、また。

0 件のコメント:

コメントを投稿